野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

釜ヶ崎芸大→ガムラン

昼は、釜ヶ崎芸術大学の「映画音楽」の授業。ドキュメンタリー映画のシーンに音をつけて録音する。皆さん、初体験ですが、かなりの集中力と即興性で、よいレコーディングができました。

夜は、京都のガムラン

こどもガムランでは、59曲目の「ガムランだいすき いやちがうな」という斬新な曲ができる。これは、クノンの2を3回叩くのをきっかけに、みなが自由に愛にあふれた開放的な演奏をするのに、クノンの6が鳴った瞬間に終わってしまう曲。続いて、60曲目となる「ガムランムラガン」ができる。これは、チブロンで始まり、各自が演奏を始める。演奏しながら、右回りに楽器を順次交代していって、もとの位置にくるまで、それを続け(つまり各自が全ての楽器を鳴らすまで)、最後にゴンで終わるという曲。忙しいが楽しい。61曲目は「ない」という曲で、ルールはない。適当。クノンで6を5回鳴らしたら、唐突に終わる。相変わらず、こどもたちは自由だ。

大人ガムランの時間は、非常に濃厚な即興演奏をしました。