野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

南インドの劇空間ヤクシャガーナ

淡路島アートセンターの青木将幸さん、打楽器奏者/作曲家のやぶくみこさんと、次年度の打ち合わせ。「瓦の音楽」は、2013年度にスタート。2013年度には、瓦バンドを結成、淡路島アートフェスティバルで、「Nomadic Lesson」他の作品を発表。2年目の2014年度は、オリジナル楽器づくりも試み、広島市現代美術館で「スーパーがっきやね」他を展示、秋には、Enrico Bertelliを交えてのコラボレーションのコンサートも実現。そして、CD「瓦の音楽 musik genteng」も完成。そして、3年目の2015年度は、瓦の産地の津井で、瓦の町歩きから始まり、京都(金一志韓国伝統芸術院)、大阪(アートエリアB1)、滋賀(三井寺)で、「瓦の音楽」を演奏。東京(アサヒアートスクエア)で上田謙太郎の映像「瓦の音楽」の試写会。そして、インドネシアの音楽家を招聘しての淡路島でのコンサートと、インドネシアに出向いてのコンサートと、インドネシアとの国際交流も行いました。4年目となる2016年度は、どんな一年になるのでしょう?また、色々新展開がありそうな予感です。

京都に戻ると、而立書房から新刊書が届いている。晶文社で編集者をしていて、ぼくの「音楽の未来を作曲する」の編集をしてくれた倉田さんの編集で、同じく「音楽の未来を作曲する」の本のデザインをしてくれた中さんのデザインによる森尻純夫著「歌舞劇ヤクシャガーナ」。中をペラペラとめくるが、面白そう。心はすっかりインドネシアだったのに、インドの舞踊劇の本に時めく。

歌舞劇ヤクシャガーナ

歌舞劇ヤクシャガーナ