野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

日本センチュリー交響楽団の仕事(2年目)

京都は、山々の新緑が美しいです。少しずつ畑の準備をしております。ブロッコリーも発芽したし、コリアンダーも発芽しました。イチゴの花が咲いております。ミヤコワスレも咲いています。

しかし、本日も大阪。電車に乗って1時間。高層ビル街ですが、ハローライフのオフィスの前は、気持ちの良い公園があります。本日は、日本センチュリー交響楽団×就労支援NPOスマイルスタイルによるプロジェクト「The Work」の2年目の打ち合わせなのです(昨年より、日本センチュリー交響楽団のコミュニティプログラムディレクターをしております)。


センチュリー響のマネージャー柿塚さん、スマイルスタイルの代表の塩山さん、どちらも80年代生まれ。彼らが声をあげて、若者のための就労支援プロジェクトを、音楽創作を通して行いたい、と提案してきていて、これが面白いのです。就労支援という言葉と、音楽創作は、リクルート世代の人々には、全く結びつかない。でも、彼らの感覚では、それは繋がり得る。その確信がある。それを、映像や調査記録で、説得力のあるものにしたい、というのが、彼らの野心であり意欲でした。本日は、ニッセイ基礎研の大澤寅雄さん、映像の加藤さんも加わっての打ち合わせ。で、野村さんは、気にせず、いつも通りワークショップをして下さい、それを彼らが研究し評価していく、とのことでした。まな板の鯉になるのも、良いものです。

今日も、行き帰りの電車の車内で、作曲中の「狸囃子」の譜面を、少しずつ推敲を楽しみました。だんだん楽しくなってきております。初演は、6月6日に、京都の国際交流会館です。