野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

砂連尾(割り込む)野村誠

本日も、「砂連尾÷野村誠」(2月21〜23日@アイホール)の稽古。ちなみに、「砂連尾」の読みは、じゃれお。本名で、非常に珍しいそうで、親戚以外に砂連尾という苗字がないとのことです。砂連尾理(=じゃれおおさむ)が正しい読み方です。

砂連尾さんの新作「家から生まれたダンス」の通し稽古は、今日は41分。野村が割り込む部分を少し試したため、純粋な砂連尾さんのソロダンスのシーンだけを試していた昨日の35分から、6分増えました。ただ、この作品は「砂連尾理独演会」と歌っているので、野村が割り込む(÷)のは、最小限に留めて効果的にすべきなので、その辺を試行錯誤中です。

砂連尾さんは、作品全体の構成が身体に入ってきたようで、踊りが日々、伸びやかさを増してきています。ぼくの方は、ピアノのないスタジオで稽古をしているため、ピアノを弾くシーンを鍵盤ハーモニカで代用してリハーサルしています。来週月曜日からは、ピアノのあるリハーサルになるので、そこでも砂連尾さんの踊りが変わるだろうなぁ。昔のバレエなども、練習はピアノでやって、本番になってオーケストラになったりしたでしょうから、まぁ、こういうアプローチもありだと思って、やっております。