野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

やりたいことがいっぱい

昨夜、友人宅で深夜にトランプをしたので、朝寝坊になりそうでしたが、妻の実家に年始のご挨拶に行きました。そこで、録画されているウィーンフィルニューイヤーコンサートを見まして、ポルカを色々楽しんだわけですが、日本のオーケストラの独自性って、どうやって出せるのかな、どんな可能性があるのかなぁ、と考えていると、色々アイディアが浮かんできます。妻の実家のピアノの上に、「ソナチネアルバム1」という冊子があったので、眺めているとウィーンフィルの影響か、モーツァルトが弾きたくなって弾いてみると、モーツァルトの音楽が、今まで知っていた以上に意外性に富んでいて新鮮で面白く感じ、大いに刺激を受けました。で、気がつくとテレビでは、歌舞伎がやっていて、ウィーンの音楽を聴いた後に、歌舞伎を味わう日本人の雑食なお正月だなぁと思いながら、歌舞伎も観に行きたいなぁとか、こんなことやりたい、あんなことやりたい、と色々インスピレーションが沸いてきます。45歳になっても、創作意欲が枯渇することもなく、あれもやりたい、これもやりたい、と欲望があって、悟りを開くにはほど遠いですが、やりたいことがいっぱいなのは、何にせよ有り難いことで感謝です。やりたい企画案を書き出したら、きっと100や200はすぐあげられるでしょう(一度、書き出してみて、色んな人に配ってみようかなぁ)。世界は刺激で満ち溢れていて、好きなことがいっぱいある。しかし、それらは自分にとって不完全で満足できない要素があってくれるので、刺激を受けつつ、やりたいことがいっぱい湧き出てきて、有り難いです。不完全な世界に感謝しつつ、様々な直面する問題に向き合いつつ、今年もめげずに前向きに生きようと思います。