野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

砂連尾÷野村誠

ダンサーの砂連尾さんとの公演の準備が着々と進んでおります。

1月10日、11日 愛知大学豊橋)にて、「復興ダンゴ」再演
1月28〜31日  えずこホール(宮城)にて、「えずこREMIX」ワークショップ
2月21〜23日  AI Hall(伊丹)にて、「家から生まれたダンス」+「復興ダンゴ」
3月1〜2日 世田谷美術館(東京)にて、「復興ダンゴ」

AI Hall以外のチラシは、既に完成しておりますが、現在AI Hallのチラシを作成中。これが、非常にユニークでして、かなり斬新で、見応えも読み応えもあるものになります。何せ本公演の主役の砂連尾さん(ダンサー)曰く、「ぼくは野村くんであり、納谷さんでもある」ですから、デザインをするのは納谷ちゃんですが、ぼくは納谷ちゃんでもあるので、ぼくもデザインをするのです。ということで、一緒にデザインをしているのです。

さて、砂連尾さんとの稽古ですが、砂連尾さんの言葉を借りれば、ぼくは野村誠であると同時に砂連尾理でもあるのです。つまり、この作品の振付は、砂連尾さんですが、ぼくは砂連尾さんでもあるので、当然、ぼくも振付を考えます。つまり一緒に作ることになるわけです。

今までは、共同作曲とか、コレボレーションと言っていましたが、この作品は、砂連尾理主催で、砂連尾理振付です。でも、ぼくは野村誠であるだけでなく、砂連尾理でもあるので、実は主催でもあり、振付/演出家でもあり、ぼくは納谷衣美でもあるので、チラシデザイナーでもあるのです。個人個人が、個人として存在しつつ、完全に分離するのではなく、こうやって繋がっていることを、砂連尾哲学が喚起してくれます。分業と恊働について、越境と介入について、そして、相手の領域に割り込む、または、「÷com」のです。

こちらは、2年前に作った予告編。

夜は、ハモニカクリームズというバンドの面々が我が家に遊びに来て、鍋を楽しみました。