野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

展覧会スタート

展覧会が始まりました。画廊にいると、色々な人がやってきます。こうした方々と会話を交わすのは濃厚な時間で、面白いのですが、それに加えて画廊オーナーの熊谷さんのお話を聞くのも、大変面白いわけです。展示した作品は楽譜として演奏できるのか、と何人かの人に質問もされ、何度もオルガンを演奏しました。だんだん、曲が定着しつつあります。ここはギャラリーでありながら、音楽スタジオにもなるのだなぁ。瓦を何人もの人が演奏するサウンドとオルガンの演奏が混じり合う空間も初体験。懐かしい友人が二人同時に現れ、実は結婚をしていた、と聞いて仰天したりもします。昨日、ルーマニアから帰国したばかりという人もやって来ました。美大の先生の引率で学生さんがやって来たり、定年後に芸術センターなどのボランティア活動をされている方なども来られました。建築家の方が淡路瓦のことを語ってくれたり、ミュージシャンがやって来て演奏があったり。新聞の取材もありました。カマキリがこっそり太鼓の側にやって来たりもしました。ヤモリもこっそり音楽を聴きに来ます。野村君の肉筆を初めて見た、とドローイングを誉められたのも照れ臭く嬉しいし、魚がいいねと言われるのも嬉しい。コンサートだと、たくさんの観客が拍手をしてくれますが、なかなか話せない。展覧会は、みんなバラバラにやって来るので、あまり拍手はされないけれど、いっぱい話します(とは言え、何度も演奏したので、演奏すると拍手が起きたりもしますが)。一日目だけで濃厚過ぎ、ヘトヘトになりました。足踏みオルガンというのは、普段使わない足の筋肉を使います。筋肉痛に気をつけ、夜は早く寝ました。