野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

五線の畑ができた

ACAC(国際芸術センター青森)にて、滞在制作中。まさかランドアートをすることになるとは、思ってもいませんでしたが、宿泊棟の上の70.25m×7m82の地面に、五線の畑で楽譜を作って、野菜を育てて作曲する計画です。

昨夜は、100分の1の縮尺で、図面を描いてみて、いろいろ検討。奥の方の30mは、創作棟あたりから見ても視界に入りにくいので、このスペースは使わず、手前側の40mを使うことに決定。

ということで、40mを2mずつ計測して、印をつけて、全体を格子状にしていきました。そして、杭を打ち、40mのビニール紐を5本張り、地表20㎝の五線が登場。

あとは、いわゆる農作業。畝を作ると、どんなビジュアルになるかを、少し実験。しかし、40m×8mは、広いです。ぼくが京都で借りてる畑は、4m×3mですから、約23倍の広さです。京都の畑の畝を作るのに、2時間かかったとしたら、こちらは、46時間かかる計算。3倍の人数で5時間働いて、3日かかる計算です。

格子ができたので、現在生えている雑草で、顕著に大きめなものが、譜面上のどこにあるかを書き起こしました。

明日は、いよいよ苗屋に行って、苗を購入します。