野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

インドネシア語勉強ソング9

また、作ってしまいました。インドネシア語勉強ソング。
中川真さんの本を、読み続けています。
日本人で、しかも、会って話すこともできる中川真さんの本がインドネシア語で書いた本を、ぼくがわざわざインドネシア語で読む、というのは、本当に不思議な体験です。9月29日の日記にぼくが書いていたようなことが、「文化の接触」という項目に、書かれています。また、卵が好きな(卵大王の)中川真さんらしかったのが、フランスのオムレツというものを起源として、文化の誤解/誤読から、大阪でオムライスという新しい食文化が誕生したことを、例として挙げておられました。

ということで、新曲の歌詞は、

Ketika musik Indonesia dibawa ke Jepang apa yang terjadi?
Bagaimana musik Jepang mendapat pengaruh gamelan?
Kontak kebudayaan adalah tempat tubrukan pemahaman.
Pluralisme musik yang hidup berdampingan

意味は多分、こんな感じ。

インドネシアの音楽が日本に持って来られたら、何が起こる?
日本の音楽は、どんな風に、ガムランの影響をもらう?
文化の接触は、理解が衝突する場所にある。
隣接して共存する音楽の多元化

こんな曲になりました。