老人ホーム「さくら苑」に、10年以上通い続けています(その経緯については、こちらの本に詳しく書いてありますので、参照ください)。
- 作者: 野村誠,大沢久子
- 出版社/メーカー: 晶文社
- 発売日: 2006/03/01
- メディア: 単行本
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また、ぼくが書いたこちらのコラムも、まだ読んでいない方はぜひ読んでみてください!
http://www.yaf.or.jp/yccmag/vol5/report01.html
で、本日も、前回に引き続き、写真家の杉本文さんが見学に来られて、前回の写真を見せてくれたりしました。「老人ホーム・REMIX」という作品では、上田謙太郎さんが映像撮影をして、映像素材から再構成して作品を作ったわけですが、写真というのも、可能性がありそうです。
で、ぼくは、秋からインドネシアに住む予定なのですが、インドネシアとさくら苑で、skypeやUstreamなどでやりとりして、共演するようなこともやりたいな、という話が浮上してきています。
しかし、お年寄りたちは、近頃ドラミングにはまっていまして、これが、なかなかのグルーヴ感なのです。11年前から、ずっとセッションに参加し続けている樋上さんだけでなく、ここ1、2年でメンバーになってきた新規加入のお年寄りたちも、だんだん即興力が上がってきているのです。80代を過ぎて以降にも、人は能力が向上するのだと思います。彼らの半分以下の年齢であるぼくにとって、80を過ぎても能力が向上するのだから、41のぼくにだって、まだまだ大きな可能性があるのだ、と勇気や希望をもらいます。
2011年度に、「老人ホーム・REMIX #2」が行いたい。それに向けて、少しずつ充電中の、まったりとした素敵な時間がありました。