野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

P−ブロッ

鍵盤ハーモニカ・オーケストラ P−ブロッ のリハーサル。

96年以来、結成14年目に突入のこのグループは、鍵盤ハーモニカのみによるアンサンブルを追求し続けてきていて、メンバーの音楽ジャンルはバラバラだが、鍵盤という共通項のみでつながっている。だから、演奏するジャンルが必然的にノンジャンルになるところが、特長で、色々な音楽スタイルを、常に模索しながらやってきたわけで、今では、P−ブロッのスタイルが確立されている感じになっています。で、14年も続けていると、まあ、皆さん、鍵盤ハーモニカのプロフェッショナルで、なかなか刺激的なのです。

今月は、2月12日に長崎、14日に埼玉で、演奏するので、それに向けてのリハーサルを、先月に引き続き、2月1日と3日の二日間やっていたわけですが、まぁ、メンバーのオリジナル、箏曲、レゲエ、歌謡曲、クラシック、ジャズなどの曲が次々に並びますが、それらが、鍵盤ハーモニカ向けサウンドでユーモラスに編曲されて、節操ないレパートリーのようで、どの音楽もP−ブロッの音楽として消化されているので、統一感がちゃんとあるのです。ま、そこのところに取り組むのが、P−ブロッの面白さでもあります。つまりは、馴染みのない知らないジャンルの曲も、楽しいし、面白いし、親しみやすいなぁ、と思えてしまい、音楽の深みにはまれるのです。

2月14日の演奏会は、子ども劇場主催ですが、一般の方も来場できるようなので、是非、お越し下さい。詳細は、こちら
http://www.kogeki.org/kansho.html