野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

ACAC(国際芸術センター青森)にて鍵ハモ

鍵ハモのワークショップをやりました。子どもはほとんどいなくて、参加者には、40代、50代の人が多いのが特徴。

やったこと

①:縦に振り下ろす合図で、全員で一斉に単音のロングトーンを鳴らす。振り下ろす度に違う鍵盤を演奏。指揮者が水平に振る時は、前と同じ鍵盤をもう一度鳴らす。
②:全員で一斉に一つの鍵盤をロングトーンで鳴らす。歩き回りながら、誰かと出会ったら、じゃんけんをする。負けた人は勝った人と同じ音を演奏し、列になる。だんだん一音に集約されていく。
③:②を、一つの鍵盤でロングトーンではなく、リズムパターンを演奏して、やる。
④:藤本由紀夫と小杉武久の展示を見る
⑤:鳴るか鳴らないかの限界の音を体験する。2つの鍵盤を押さえて、どちらの鍵盤がより少ない息で音が出るかを調べて、もっとも鳴りの遅い鍵盤を探す。
⑥:17人が各自、1〜12の数字を選ぶ(本を適当に開いて選んだページ数を12で割った余りで決めた)。その数字から、立ち位置を決め、また、時計の1時〜12時の方角を向き、演奏。17音だったので、俳句のように5−7−5でも演奏。また、これから始めて、②につなげてやってみる。

森の中、安藤忠雄の建築の中で、いろいろな場所で音を発しています。

明日も今日の続きです。