野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

桃太郎ゲネプロ

いよいよ明日、明後日の2日間が、「桃太郎」の本番です。今日は、劇場入りして、場当たりとゲネプロ

リハーサルに向かう電車の中で、京都女子大の卒業生とばったり会いました。ちょうど桃太郎を作り始めた2001年に入学した人で、糸井登先生の教えていた宇治の小倉小学校にも一緒に行ったことがある学生でした。懐かしい。

客席が階段上で上から舞台を見下ろす感じで、どの座席からも良く見えるのと、会場の響きが悪いのではと危惧していましたが、生音が必要以上に吸われずに通るので、まずまず、いい感じです。

衣装とメイクと美術と照明が加わると、随分、気分が出ますねぇ。衣装の水谷由美子さんも山口から到着で、ゲネプロに立ち会っていただきました。

上演時間は、ちょうど2時間でした。休憩10分を含めると、19時開演で21時10分に終演の予定です。


民話「桃太郎」のストーリーをベースに、ガムランのフルセットで、約30曲の音楽(野村誠作曲「せみ」、野村誠作曲「ペペロペロ」からの抜粋の2曲を除いて、全てが「桃太郎」のために作られた楽曲です)によって、繰り広げられます。野村誠が10年間かけて作ってきたガムラン音楽の現在形がありますし、エイブルアート・オンステージやホエールトーン・オペラ、十年音泉、などを通して追求してきている音楽を舞台化する試みの集大成でもあります。ぜひ、ご覧ください。

日本での上演は、今年限りの予定で、来年以降は海外で公演します。この機会をお見逃しなく。


公演の情報は、以下にあります。
http://margasari.com/momo07/momo07-index.html