野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

荒井良二さんの「すきまの国の美術館」

新潟市新津美術館で、4月21日〜5月27日まで、絵本作家であいのてのセットを手がけた荒井良二さんの展覧会「スキマの国の美術館」が開催されます。5月27日に、荒井良二野村誠によるワークショップをやる予定で、その打ち合わせです。荒井さんとは、昨年8月に福岡で一緒にワークショップをして以来です。久しぶりです。

ちなみに、新津美術館の担当学芸員さんも荒井さんで、荒井さんと言うと混乱する打ち合わせでした。学芸員の荒井さんは、数年前に大分でやった「地域創造」の美術館職員のためのセミナーで、ぼくのワークショップに参加したことがあって、それ以来です。これまた、久しぶりです。

展覧会では、「あいのて」のセットも展示されます。荒井さんの絵本の原画もいっぱい展示されます。

ワークショップですが、荒井さんとぼくと一緒にやったら、かなりいろいろなことができるので、可能性があり過ぎて、アイディアもいっぱいなので、決めるのが大変でした。あいのてでは、荒井さんに鍵盤ハーモニカをペイントしてもらいました。鍵盤楽器というのは、白黒なので、色が欲しかったのです。みんなで鍵盤ハーモニカを持ち寄って、ペイントして演奏しようか、とも考えました。そこから、さらに飛躍して、ピアノにペイントしたいな、と思いつきました。

どこかで要らなくなったピアノがあったとして、そのピアノにみんなでペイントして、絵がいっぱいのピアノを作っちゃう。ピアノって、真っ黒で、鍵盤も白黒で、絶対絵の具で色なんてつけてはいけないものだ。でも、もっとみんなに気軽に接してもらえるピアノがあってもいい。

しかし、ピアノを一台購入する予算はないです。中古で購入する予算もないでしょう。どこかで要らなくなってオンボロピアノを、誰かが寄付してくれたら最高です。または、廃棄処分になるピアノを、救い出せればいいのです。そんなピアノが見つかったらいいな。

すごく楽しみです。