野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

第4音泉の相談

お昼ご飯食べながら、ミーティング。矢内原美邦さん、倉品淳子さんと野村で一つのテーブルで、第4音泉の構成について相談。隣のテーブルでは、藤浩志さん、小山田徹さん、泉山朗土さんで、舞台美術についての相談。でも、時々、アイディアが思いつくと、二つのテーブルが合体した話し合いに展開する。第4音泉は、舞台の小さい小さいところから出発して、どんどん色んな幕(壁)が取っ払われて、ステージ上で拡がっていき、ついにはステージ全体であふれんばかりになり、さらに、客席にまで飛び出てきて、最後は何もかもが取っ払われて、大フィナーレになって終わる。そして、仕切りなおしの第5音泉で、観客、出演者、スタッフ、が一緒になって祝宴をするというイメージ。①さびしい前半②ギター部も加わって③客席まで飛び出して、の3部構成で、全体を通してのテーマは、オリジナルの「テキストのたね」の言葉、「来月こそは、彼女を連れてドイツに帰りたい」、そして、飯田茂実の「相談所」のテキスト。帰る場所がない人たち、連れて帰る人(恋人)を探している人が、自分の身近に、客席の中に、色んな意味で、居場所を見つけたり、対話する相手を見つけていくことを追求していくのが、第4音泉です。ダンスシアターというよりも、ダンスポエムと呼べるようなものになりそうな気がしてきました。

新聞の取材(河北新報)があったので、近々記事が出ます。チケットの売れ行きは、まだまだなので、これから10日間で一気に完売といきたいです。

舞台スタッフとのミーティングで、第1〜第3音泉の進行を細かく確認しました。