野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

エイブルアート・オンステージ第3期支援先

エイブルアート・オンステージの実行委員をしています。第3期の支援先の募集を締め切ったので、応募書類のコピーが我が家に届いていました。この書類に目を通し、2次選考の面接に来てもらう団体を選ぶことになります。

応募していただいた方には、もちろん感謝です。ただ、昨年の第2期の書類選考の時は、こんなの実現できるんだろうか、とワクワクするような書類が多かったのですが、今年の書類の中では、昨年のような破天荒な企画書類が非常に少なく、小さくまとまっている企画が多いような印象を受けました。もっと、メチャクチャでもいいんじゃないの、って正直感じる書類が少なからずありました。

書類を読んでの印象としては、プロジェクトの独自性(ユニークさ)が見えてこない。世界のほかのどこでもやっていない+誰もやっていないような舞台をやります、という宣言があるといいのですが・・・。そして、その独自性を具体的に書いてあるといいのですが。世界を変えてしまうようなエネルギーや、価値観が転倒するような切り口、そういったものを待っているのですよ、ぼくらは。

第3期を面白くするために、応募してもらった企画をそのまま受け入れるというより、2次の面接の時には、ぼくからも、もっと提案をしてみて、もっと思いっきり面白くなるような策を練っていかないといけないかも、と思いました。

第1期、第2期は、「パートナー募集」という募集の仕方が、今回は「活動支援先募集」という募集の仕方でした。この「支援」という言葉がいけなかったのかもしれません。「とんでもないプロジェクト募集」、「世界のどこにもない舞台を立ち上げるプロジェクトを募集」、どんな表現だったらいいか、また、来年の募集の時には、きちんと提案しよう、っと。