野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

[音楽]お年寄りとのワークショップ

はたよしこさんと打ち合わせ。9月16日〜11月15日にかけて滋賀県近江八幡にあるボーダレス・アートギャラリーNO−MAでの特別企画展「快走老人録(仮)〜老いてますます過激になる〜」でワークショップを頼まれていた。

最初、この依頼があったときに、お引き受けしようかどうか迷ったけれど、せっかく「老人ホームに音楽がひびく」が出たところだし、一日くらいやってみようかな、と軽い気持ちでお引き受けしていた。

老人ホームに音楽がひびく?作曲家になったお年寄り

老人ホームに音楽がひびく?作曲家になったお年寄り

で、企画書には「老いてますます過激になる」と書いてある。

それを読んでいるうちに過激にやりたい気分になってきた。お年寄りたちでエレクトロニクスだけとか。ワークショップを公開しても、過激さをうまく伝えるのは、難しそうで、7月くらいにワークショップを行って、映像で記録して、展覧会期中に上映するのがいいのでは、という話になった。で、映像作品化するなら、お年寄り一人一人をご自宅まで訪ねていって、そこでセッションしてもいいし、どこかで集団でやってもいいし。

で、プランとしては、一人ずつを訪ねていってのセッション。できれば、それぞれの方の得意なこと(例えば、書道とか、盆栽とか、詩吟とか?)と野村の演奏とのコラボと、二人で楽器のセッションみたいなのを、4,5軒やって、あと、一つくらい集団セッションがあってもいいのかな、といった感じ。野村幸弘さんと7月に撮影に行くことになりました。

それとは別に、9月17日に、ボーダレス・アートギャラリーNO−MAで、野村誠によるレクチャーを行うことになりました。

今年は、まだ一度も幸弘さんと会っていないけど、昨年は色々やったものです。
4月に国立民族楽博物館のP-ブロッを撮影してもらったのを最初に、5月にはインドネシアに2週間滞在して6本映像作品を作ったし、7月にやった徳島近代美術館でのワークショップの映像は、9-11月に同美術館で連日上映、また、「ズーラシアの音楽」と「アートサーカスの音楽」も横浜トリエンナーレで、10-12月の間、連日上映しました。

今年は、8月27日に碧水ホールでの「野村誠の世界」で、いくつか映像作品の上映をしようと思っています。それと、取手アートプロジェクトのための映像も撮影予定です。