野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

あいのて曲作り完了

今日もNHKで「あいのて」のための曲作り。
オープニングの曲を考えた。尾引さんが口琴で「あいのて」と喋るリズムは速く、ぼくと片岡さんは、「あいのて」のリズムで、「あ」で鍵ハモ、「い」でアンティークシンバル、「の」でチェレスタ、「て」でカウベルとした。このオープニング曲は手拍子、楽器とも全部一人ずつ鳴る、いわゆるホケットになった。

第4回の肩たたき(またはボディパーカッション)の内容は、スイッチみたいなゲームにして、エイちゃんルリアちゃんから出てきた動きをベースに曲を書こうと考えた。

エンディング曲、マーブリング曲もアレンジ、リハーサルして、これで明後日のレコーディングに向けての準備は完了。

その後、プロデューサーの工藤さん、デスクの堤さん、ディレクターの高橋さん、放送作家の長江さん、フロアディレクターの松井さん、ディレクター候補(「にほんごであそぼう」のディレクター)の菊地さんと打ち合わせ。

この3日間のリハーサルでの映像を見せながら打ち合わせをしたら、かなり全員の意見が一致して、話をトントンと進んだ。片岡さんのテーブルたたきの演奏などは番組冒頭にきちんとソロで見せてもいいのでは、という話になって、今日の打ち合わせを経て、毎回番組の最初には音出し隊による「今日の内容」を予感させるようなショートパフォーマンスを入れることになった。ますます番組がグレードアップした感じ。

荒井さんのセットが強烈なので、その前で中途半端なことをやっても荒井さんのセットに負けてしまうから、中途半端じゃなく相当はじけないと面白くない、という話になった。確かにそうでしょう。それと同時に、荒井さんのセットは、ぼくたち出演者に多大なインスピレーションやエネルギーをくれることでしょう。だから、出演者はあの場で、思いっきりはじけることができるはずだ。まずは、出演者全員が、あのスタジオセットを自分の場所としての居心地の良さを持てるか。第1回目の収録で、スタッフも出演者も、みんながほぐれるような場づくりができればいいな。うん、うまくいくように、脱力して全力を尽くします。