宮城に来ました。4月23日に行われるホエールトーン・オペラ全幕上演に向けて、今日から2週間滞在です。
ホエールトーン・オペラで、野村誠とHugh Nankivellは何をしてきたのでしょう。
テーマは大きく二つあります。一つは、
様々なアプローチで共同作曲をすること
もう一つは、
異なるスタイルの声楽家が共存すること
です。Hughは、様々なスタイルの共同作曲をしてきていることと、彼が歌作りを得意としていること、そして、野村はインスツルメンタルな作品が多く、歌の作品が非常に少ないので、自分にとってもいい経験になるかな、とも思って、現代におけるオペラの可能性を考えるワークショップとして、続けてきました。
1幕(能楽師)、2幕(オペラ歌手)、3幕(ホーメイ歌手、古楽の歌手、琵琶奏者)、4幕(ジャズボーカル、ロックボーカル)と違ったスタイルの歌手に来てもらいました。全幕上演では、この全てのスタイルの歌手は揃いませんでしたが、全てのスタイルで作ったものを生かしながら、現代におけるオペラの可能性を、さらに考えていきたいと思います。