野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

春日の50の物語/CROSS Air 2024高松本番前夜

春日市ふれあい文化センターでのワークショップ。子どもから年配の方まで30名の参加者。定員よりも多くの申し込みがあったようで、参加できなかった方もいたようで、人気があるのは嬉しいが、参加できなかった方は申し訳ないので、これに懲りず次回是非ご参加ください。

 

冒頭に、《鍵盤ハーモニカ・イントロダクション》で始めてのち、《春日の50の物語》から《春日原小学校の大掃除》を演奏。曲の冒頭のメロディーがドミソだけを組み合わせてできているので、それをフルート、リコーダー、鍵盤などでやってもらい、トーンチャイムでドミソの音を任意に鳴らし、打楽器で味付けして合奏。

 

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《春日北小学校のお話し会》、《牛頸川が近くを流れる春日野小学校》、《大牟田池が近い春日南小学校》、《春日西小学校で長縄とび》など、他の小学校の曲は、演奏を聴いてもらう(が時間が足りないので合奏は省略)。

 

《明日へ向かう 春日市50年の歩み》を演奏。少し合奏しやすいように、その場でアレンジして、みんなで演奏。パートごとに分かれたり切り替わったり。《春日警察署》もリズミカルに演奏。《電波塔》をピアノのそばに近寄って聴いてもらい、ピアノのハーモニクスに合わせて、静かに楽器を鳴らす。

 

最後は、子どもが鳴らしたヴァイオリンの音に合わせて即興セッション。

 

ワークショップ終了後も、残った方からのリクエストにお応えして、何曲か演奏。四万十川に転勤のかつての担当者の黒田さんとも久しぶりに再会。

 

午後は、事業課の宮田さん、樋口さんに加えて、別の課の村上さん、星賀さんも加わり、今年度の振り返りと次年度の打ち合わせ。次年度は、会館30周年で、《春日の50の物語》を根幹にして、市民参加型のコンサートを実現したい。今回ワークショップをやってみて思ったのが、《春日の50の物語》はピアノの練習曲の体裁をしているが、元々ワークショップの中で生まれてきたアイディアに基づいているので、ワークショップで活用しやすい。50曲を見返してみると、複数のレイヤーがあり、弥生時代を感じさせる層、現代を感じさせる層、戦争を考えさせる層など、いくつかのテーマでまとめることも可能だ。色々なアイディアが出て、今後の進め方についても有意義な話し合いが持てた。

 

高松に移動。富田珠里さんのご実家(ご両親と猫が暮らしている)にて、大田智美さんと富田さんとリハーサル。明日は鍵盤ハーモニカやフレームドラムで、少し参加予定。リハーサル後は、珠里ちゃんのパートナーのヴァイオリニスト影山さんと二人の息子さんも交えた大家族でのディナーに混ぜていただき、ほっこりした時間を過ごすが、時々、明日の打ち合わせも盛り込まれる。

 

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