野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

8月になりました。熊本も暑いです

来年『千住の1010人』を実施する。前に実施したのは2014年。10年前と今とで何が違ってくるだろうか?

 

2014年は、日本センチュリー交響楽団のコミュニティ・プログラム・ディレクターに就任した年。その場で共同作曲し、その場で一緒に考えながらアレンジし、即興的に音楽を練り上げることをしてきたぼくにとって、オーケストラ・プレイヤーと一緒に仕事をするのは、非常に不慣れなことだった。オーケストラ・プレイヤーの多くは即興に苦手意識があり、過密スケジュールで短い時間で効率よく関わる必要があり、即興性や遊びの要素を活かしながら(古典的な意味での)五線の楽譜をよく書いた。

 

2020年の時点で書いた《帰ってきた千住の1010人》も、簡単なインストラクションでできていて、五線のスコアのようなものはない。でも、《それぞれのオハイエ》を書き終えて思うのだけど、五線のスコアとインストラクションと、どっちでも参加できる曲を書くのだろうなぁ。

 

以上、暑くて頭がぼーっとする中で、楽しく過ごした中で、考えたことのメモ。

 

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