野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

《帰ってきた千住の1010人》30人バージョン

「千住の1010人 in 2020年」開催の5月31日まで、残り127日。本日は、東京藝術大学千住キャンパスの第7ホールにて、企画発表会を開催。「鍵盤ハーモニカ・イントロダクション」と、企画趣旨説明、最後には、「ボロボロボレロ!ワンダフル!」の試演までやった。約60名ほどの参加者のうち、半分くらいが2014年の「千住の1010人」に参加された方。半分の方は、今回が初めてという方だった。J-COMの取材も入ったので、これは何かで放送されるのかな。

 

放送と言えば、我が「だじゃれ音楽研究会」が、高田純次さんのテレビ番組で紹介されることになり、明日だか明後日だかに収録だそうで、「千住の1010人 in 2020年」をしっかりアピールしてもらう予定。

 

ある特定のジャンルの音楽を演奏するのに1010人集めるのではなく、ノンジャンルな音楽の演奏に参加しようという人を1010人集めるのは、本当に大変なことだ。しかし、そうやって多様な人々が集い、思想や宗教や理念や価値観が違う人が一緒の場で音を奏でる体験が実現できれば、この世界の見え方/聞こえ方が、少しだけ変わるかもしれない。そんな願いを込めて、この企画を準備している。

 

だじゃれ音楽研究会のメンバーを中心とした30人で、「帰ってきた千住の1010人」の全シーンを一度やってみた。実際にやってみると、いろいろイメージできるし、1010人でやるときの難所なども浮き彫りになる。さらには、メメットの新曲も譜面を見ながら、やってみる。これは、五線の楽譜が読めてある程度練習すると、非常に効果的。1010人で演奏するよりも、もう少し少ない人数の方がいいかもしれない。または、これを1010人で可能な形に、再編するのか。

 

帰りの新幹線の車中で、「迷惑野郎の問題行動 ベートーヴェン250」の作曲を進めるが、眠くなりウトウトする。作曲しているうちに、それほど迷惑野郎でもない気もしてくる。

 

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