今日より、『ガチャ・コン音楽祭』のための作曲作業が開始。と言っても、3曲あって、
1 水口囃子(甲賀市)
と、近江鉄道の北の終点米原の相撲甚句、南の終点貴生川からすぐの水口の水口囃子。その中間の東近江が発祥と言われる江州音頭。近江鉄道沿線の3つの芸能についての作曲。まずは、今週は、「水口囃子」。今日は、「馬鹿ばやし」と「大廻ばやし」と「屋台(八妙)ばやし」のうち、「馬鹿ばやし」と「大廻ばやし」の笛を、水口ばやし八妙会のCDから書き起こす。実は、今月の頭に別のCDを聴いて、書き起こしていたのだが、参照した音源が八妙会とは違うバージョンで、微妙に違うので、改めてこちらの音源で確認。なるほど、微妙に違う部分がわかってきた。
ワクチンの影響を感じないくらい体調は回復してきたので、草本利枝さんが撮影/編集の佐久間新さんが水が入ったばかりの田んぼで踊る映像に、ピアノで音をつける作業をした。あり得ないような美しい風景の中で、佐久間さんのあり得ないような美しくも妖しいダンスを、草本さんの色彩感覚で光と空気をとらえていく。この映像に音をつけることの喜びを感じながら、演奏してみるが、試しに弾いてみると、自分の演奏が凡庸でなんとも面白くない。気持ちを入れ替えて、再度、弾いてみたら、ぼくもこの世界に入り込めるように、ピアノで参加できた。早速、音源を送る。ダンスとも映像とも、うまくコラボできた。
近江鉄道で10月1日から、ついに駅名ソングが車内放送される。本日、近江鉄道の方から連絡があり、いろいろ音量調整で問題などもあり、マスタリング(整音)作業。
電車の車内のスピーカーだと、モノラルで、しかも、声の声域に特化しているために、高音や低音がカットされるので、ヘッドフォンで確認するだけでなく、その状況に近そうなパソコンのスピーカーなどで再生して、チェックする。録音の五島昭彦さんが迅速に対応してくださり、再度、納品。