昨夜は天ぷらをして、油をいっぱい使い胃がもたれ、今朝は予定通り七草粥。胃にやさしい。
里村さんが今朝、写真展の設営ボランティアに出かけるそうで、事情をよく分からないまま同行した。2020年7月の集中豪雨で球磨川の水害の被害のあった八代市坂本町でリバーガイドをされている溝口隼平さん、水俣在住の写真家の豊田有希さんが、水損した古いネガフィルムから写真を復元して昭和〜平成の球磨川流域の写真を展示するという企画。よく事情が分からず行ったが、山と山の間を蛇行する美しい球磨川と、被害からの治水工事が行われる流域に沿った道を上流に上っていく。
この写真展は、昨年、熊本市現代美術館などでも開催されたものらしいが、今回、これらの写真が実際に撮影された坂本に里帰りする写真展となるようだ。展示の作業に少しだけ参加させていただき、皆さんの交流させていただけたことが貴重な機会だった。60年前の時間が真空パックされたかのような写真と生々しく出会い、すぐ外を流れる川や間近にある山の木々たちの声を聞くような。音楽家として、この写真たちに向けて音楽を奏でたくなり、家に帰ってからピアノを弾いた。出かけてよかった。
