野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

ハイドンから越後獅子まで

昨日の続きで、2月25日の「世界のしょうない音楽祭」(@サンパティオホール)に向けて、旧作を下敷きに上書きし続ける現在進行形の作品「日本センチュリー交響楽団のテーマ(第6稿)」を書いております。昨年度は、バンコクでの超過密スケジュールの合間に、ホテルで深夜に大急ぎで書いていたのですが、今回は、譜面を書きことに専念できる時間がとれて、楽しく書いております。ワークショップで出たアイディアは、全部盛り込まれ、それぞれの楽器も活躍するところまでは書けたので、一安心。それにしても、日本センチュリー交響楽団の楽団員の方々は、本当に素晴らしき演奏家なので、譜面を書いて音にしてもらえることは大いなる喜びであるということを、思い出して、楽しんで書いております。で、夕方20時直前まで、作業。

20時から、やぶさん、まっこい、そしてイギリスにいるエンリコと、スカイプ会議。3月14−19日まで、ロンドンで、連日盛り沢山なプログラム。ありがとうエンリコ。これは、大変、面白い日々になりそうです。ちょっとハードな気がするので、なんとかストップをかけましたが。

ちなみに、21−23日もペンザンスで、濃密な3日間。その後も、24日−4月2日まで、ボーンマス交響楽団との仕事、ヒューとの仕事などで連日、ワークショップやコンサートがアレンジされ、ありがたい。モアカムのピートからも、4月3−5日にアレンジしてくれると返信があり、6日には、スコットランド室内管弦楽団のメンバーに、高齢者との音楽について、ワークショップしてくれないか、との依頼も来ていて、久しぶりのイギリスは、休ませてもらえないかもです。

やぶさんが音楽における休みの重要性について語っておりました。休み過ぎもよくないが、働き過ぎもよくない。譜面の作業に戻って、各パートが適度度な労働量か、働き過ぎや休み過ぎがないかを、チェックしていると、またオーケストレーションが変わってくるから、面白い。

深夜、ふとんに入ったが、なかなか寝付けず、また譜面の続きがやりたくなって、結局、どうせ寝られないならと、作業再開。明け方、「越後獅子」の三味線パートを五線に浄書したところまでやって、6時半に就寝。