野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

古式土俵入り

さいたま市岩槻区の笹久保に伝わる「古式子ども土俵入り」を取材している。本日は、175年前から使っていた天幕を復元した新しい天幕を土俵の上にはる、というお披露目のイベントでもあった。15メートル四方の幕をあげる作業と、その試行錯誤は素晴らしく、人手が足りないので手伝ったが、本当に力仕事だった。

公民館から八幡神社までの道のりを、ふんどしで、化粧回しをして、羽織を羽織った子どもたちが行列する。拍子木と鈴のついた金棒の音を伴う。土俵上の神事と来賓の方々の紹介などの後、子どもたちの土俵入り。これは、鶴見幸代曰く「キュートなダンス」だった。ダンサーや振付家にも見て欲しい踊りだった。行事の祭文を読み上げる声、子どもたちのかけ声は愛らしい合唱だった。

色々な可能性に喜び、京都に戻りました。