野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

瓦の音さんぽ

淡路島へ移動。3月29日から開始する「瓦の音楽」野外展示の準備。南あわじ市の津井という瓦の集落にて。高速バスの陸の港西淡から、約8キロほど車で移動すると、津井に入る。ここでは普通の民家にもお寺のような立派な瓦がのっている。空き家であった旧古東邸を、新拠点「ことや」と命名。ことやの前に、昨夏、広島市現代美術館で展示した全長8mの「スーパーがっきやね」を設置。音がよく響くように調整していく。幼稚園児のソータ君が、「瓦でロボットを作るといいよ」と耳打ちしてくる。

海辺の登里製瓦の側に設置したのが、流木瓦フォン。海を眺めながら演奏できる。設置位置を確定。

畑に「レタスプレイザ瓦」という作品を展示。畑の一角を瓦で囲み、レタスの苗を植付けし、創作瓦楽器も設置。レタスの植付け作業。

(株)タツミのギャラリーに、流木創作瓦楽器を設置。(株)タツミの興津さんとお会いする。タツミで独自に創作していただいた鍵盤を試奏。10ミリ、12ミリ、14ミリ、16ミリ、‥30ミリ、と2ミリ単位で厚さを変えていったところ、ほぼ2オクターブでペンタトニックのような音階の鍵盤楽器が3セットできる。ピッチは、3セットとも、ほぼ同じ。新たな瓦楽器としての可能性あり。


(株)タツミのギャラリーでの楽器の展示位置を確定。瓦トライアングルを吊り下げたり、淡路島型鍵盤を設置したり、流木に瓦鍵盤を設置したりする。アートセンタースタッフは、説明のパネルを壁に設置。

津井では、明日がだんじり祭なので、町のあちこちで練習の歌声や太鼓が聞こえてくる。

詳細は、こちら
http://mukubaynooto.jimdo.com/