野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

スーパーフィッシャーマン(from Bangkok)

タイのアナンと1010人の新作に関するやりとりを続けている。今朝、メールで新作「Super-Fisherman」の楽譜が届き、ストーリー、上演の手順が簡単に書かれている。約35分。10月12日のコンサートは、

1)野村誠作曲 「踊れ!ベートーヴェン」(1996)
2)Memet Chairul Slamet作曲 「Senju 2014 City Consert」(2014)
3)Anant Narkkong作曲 「SUPER-FISHERMAN」(2014)
4)野村誠作曲 「千住の1010人」(2014)

というプログラムになる。

11月1日に、大津の「ながらの座・座」で行うコンサートの打ち合わせに、ながらの座・座へ出かける。京都市内は、浴衣の人が多い。祇園祭の季節だ。Enrico Bertelliが来日して、コラボレートをする。ながらの座・座の空間ならではのコンサートになるだろう。9月28日には、通崎睦美も座・座でコンサートをするらしいが、こちらは千住でリハーサルのため、見に行けない。残念だ。

http://nagara-zaza.net/about/

夜は、ガムラン。子どもガムランでは、「宵山」、「バナナーナ」、「メローナ」、「おみこし」、「ヘンナほう」の5曲が、子ども達の提案で次々に作曲された。こんな風に、子ども達とガムランで遊びながら、毎週のように即興の要素を含めて曲を作っているだけで、子ども達が、どんどん演奏に自信をつけてくるし、積極的に提案してくる。4ヶ月でこの変化。これを続けていくと、どうなっていくのだろう。大人ガムランは、相変わらず、台湾の美宣の作文ワークショップに着想を得た即興ワークショップを継続中。こうやって即興を続けていくうちに、だんだん楽器と仲良くなっているように思う。