野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

ポーランドのラジオ放送

新幹線で新横浜に移動。移動の車内で、作曲作業。3月1日の「世界のしょうない音楽祭」で発表の新曲「祇園精舎の宿題の」を書いている。そのまま、溝の口まで移動し、カフェでランチをして、そのまま作曲作業をしてのち、洗足学園音楽大学にて、特別講義。音楽ワークショップに関する授業。声楽、ヴァイオリン、クラリネット、チェロ、フルート、作曲、ピアノ、ギターなどの学生が11人。鍵盤ハーモニカ・イントロダクション、せーの、1234、どうしょうもない音楽、しりとり作曲、などをして、最後はディスカッション。

 

その後、北千住に移動し、カフェで少しだけ作曲作業をして後、東京芸大にて、だじゃれ音楽研究会。いよいよ5月31日の「千住の1010人 in 2020年」まで残り100日ほどになってきた。現在、出演登録が200人を超えたあたりで、1010人の出演者を集めて、コンサートを大成功させるべく、これからが正念場。新メンバーもいろいろいる。

 

野村誠の新曲「帰ってきた千住の1010人」の中から、いくつかの場面をリハーサルしてみた。「ファンファーレ騒動」がなかなかの名曲。「ドミノだおし」も練習して、面白い感じになった。メメット の新曲も、やってみることで、どうやれば楽譜に馴染みのない人が参加しやすくなるか、などを考えられた。

 

ポーランドのクシシュトフより連絡が来て、いよいよポーランド時間の今日、日本時間の2月19日朝7時に、ポーランド国営ラジオでの番組で2時間に渡って、野村誠をゲストとして特集する番組が放送される。

 

▼「Polskie Radio」 program2 (Dwójka)
番組紹介ページ Polskie Radio, program2 (Dwójka) [Nokturn]
https://www.polskieradio.pl/…/2457451,Co-muzyka-ma-wspolneg…
webサイト右上「Słuchaj」をクリックすると、別ウィンドウが開きます

▼Nokturn 告知文より↓(ちょっと意訳)
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相撲は非常に音楽的だ、と、作曲家の野村誠は言います。
そんな彼を「作曲家」と呼ぶとすると、相撲はスポーツとエンターテイメントに過ぎないと言うようなもので、物事の一面しか伝えられていないでしょう。そう、相撲は、スポーツとエンターテイメントであるだけでなく、神聖な儀式でもあるのですから。
野村誠は、長年にわたりさまざまな人と、数多くのプロジェクトを行ってきました。楽器を使ったことがない、楽譜が読めない人々のコミュニティや、子ども、高齢者、DVの被害者など。
そこで彼は、目の前で起きていることを受け入れ、共同作曲を即興で展開します。それにより、さまざまな障壁をとびこえ、音楽がコミュニケーションの最も効果的な形式の1つであることを示すのです。
この作曲家・野村誠が、「ノクターン」火曜版のゲストです。
番組内では、文化住宅を解体するための「騒音コンサート」、相撲に耳を傾ける作曲家集団JACSHA(日本相撲聞芸術作曲家協議会)、日本や日本以外の楽器や旋律について、ガムランの実験的な作曲について、彼にとってメンター的な存在である戸島美喜夫氏(伝説の即興音楽グループ「グループ音楽」の共同創立者小杉武久氏らと設立)で、この週末に亡くなりました)についてなど盛りだくさんな内容でお送りします。
ラジオ2 23:00から(ポーランド時間)
Krzysztof Kuba