野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

展覧会3日目

アートスペース虹での展覧会3日目です。昨日の京都新聞に記事が載ったようです。ヴァイオリニストの方が、偶々ヴァイオリンを持って来られたので、せっかくだからとセッションをしました。クラシックの演奏家ですが、「故郷」、「この道」、「赤とんぼ」と童謡を、ヴァイオリン+足踏みオルガンで演奏。なかなか良い味わいです。

それから、多分20年ぶりにお会いする美術家の方は、今年大学を定年退職されたそうで、「45年間の教師生活を終えた」とおっしゃられて、ぼくの年齢と同じかーーー、と驚きました。それで驚くだけでなく、「野村くん、東本願寺の瓦いるかーー、昔の瓦で要らない物をもらって来たのがあるから、今度、持ってくるわ」とおっしゃられ、そんな瓦とご縁がと驚くと、実は中学校/高校の頃に名古屋にお住まいとのことで、なんと、旭丘高校の大先輩であることまで判明。思わず握手を交わしました。

初めてお会いする方々とも、そして本当に懐かしい友人とも、顔を合わせます。愛されているのは、本当に幸せです。何年ものブランクがあるという感覚はなく、仲間と会えるのは本当に良いものです。感謝なのです。

画廊ですが、展示している作品は売れませんが、CDは順調に売れております。ご希望の方にはサインもしております。CD在庫がなくなりそうで、追加を妻に持ってきてもらいました。「ベジタブラ」と「五線布」ががっちり握手を交わしております。

しかし、こうした間に、自宅で事件。隣が引っ越したため、隣の家の草刈りに来た方がおられまして、そこだけやっていてくれれば良いのに、よりによって、ついでに我が家の草刈りを勝手にして下さり、我々が我が子のように大切に育てていたハーブ達を雑草と勘違いし、切ったり抜いたりされました。ショックでした。

展覧会初日から鳴らなくなった音があったオルガンですが、突如、全部鳴るようになりました。足踏みの仕方が少しずつ上達しておりますが、これは間違いなく筋肉痛になります。ここまで下半身の労働をするとは思っておりませんでした。

瓦は相変わらず良い音を出しております(あ、うっかり駄洒落を書いてしまった)。隣に都ホテルがあるため、観光の外国人が面白そうだなぁ、とうっかり吸い込まれるように入って来ることがあります。アメリカ人のワールドミュージック系のバンドをやっているドラマーが、瓦の演奏に没頭してくれました。中国人の建築家ご夫妻、京都にホームステイを始めたばかりのアメリカ人画家など。英語の駄洒落も、好評でした。

建築ウクレレ美術家の方は、お茶碗で音階を作って演奏に参加。セネガルより帰国のダンサーの方は、明日と一日勘違いしてお寺でコンサートがあると思い、誰もいないお寺で待ちぼうけ後、画廊へ。即興画家の方は即興で壁に絵を描きたいけどやめときます。本日は、展覧会場の写真撮影もしていただきました。これで前半3日が終了しました。残り3日、後半戦、いってみよう!