野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

魚をたべた

ジョグジャでの日々も残り2日。ということは、18日からタイなので、タイの友人に連絡をすべく、ネットカフェに。アナンの学生が、バンコクの空港までお迎えに来てくれるらしい。作曲家のJDの授業でどんなワークショップができるか、と問い合わせがきたり、、、。ジョグジャの後半は、次々にリハーサルが入り、休む間もなかった。バンコクに行って、少しのんびり始めたいが、バンコクの面々が楽しみに待ち構えている。忙しくならないように気をつけなければ。

夜は、メメット先生が夕食に招待してくれた。車に乗れる人数ということで、メメット夫妻と野村夫妻に、もう一人ギギー君が呼ばれた。行った先は、魚料理の店。今回のコンサートのタイトルは、berapa ikan menpunyai nuklir ya? (いったい、どれだけの魚が核武装したのだろう?)となった。直接的な表現を好まないジャワ人達は、原発について考える上で、魚が放射能を持って核武装している物語に人気があった。ギギー君は、「お魚さん、こんにちは。元気?」というタイトルの曲を作った。そんな彼らが、御馳走する際に、魚料理の店に連れて行ってくれる。日本では放射能のことや、産地を気にして魚を食べたりするだろうけど、ジャワでは思う存分に魚を食べていって下さい、という思いを感じる。

メメットさんはマドゥーラという島の出身だけあって、手で上手に魚を食べるし、頭も骨も好きだ。魚を美味しくいただいた。