ひかりさんが訪ねて来て、ジャワでの数々のエピソードを聞く。やぶさんが作曲したガムランによる劇音楽「銀河鉄道の夜」の録音を聴く。演奏は、大阪のガムラングループ「マルガサリ」で、6人の奏者の多くは初心者らしい。演奏の技術を習得していなくても、一人ひとりが音を大切に演奏することで、こんなに美しく幻想的な音楽が作れるのだなぁと、再認識する。やぶさんの才能を感じたし、少人数のガムランアンサンブルのために曲を書いてみたいと、触発された。ひかりさんも、大阪の山奥からの銀河鉄道の響きを聞きながら、バティック創作をしたいと、夜が更けるまで語っていった。