野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

佐賀におります

ピアノのための11の小品「静岡県立美術館」を書き上げて、譜面を発送し、畑に行って、米のとぎ汁をまいて、ラディッシュやジャガイモの育ち具合を確認後、大慌てで荷作りして、新幹線で熟睡して、福岡にやってきました。そして、イギリスから、ヒュー・ナンキヴェルが到着。ヒューは、1994年にイギリスで出会って以来の親友で、いつの間にか、もう18年の付き合いになります。知り合った時、長男のフランクが1歳だったのに、もう大学生になってるくらいですからねーー。音楽のセンスが絶品で、ユーモアに溢れ、気配りができて、いたずら好きで、包容力のある優しい、知的な人です。イギリスで、数々の創造的な音楽ワークショップなるものを見学しましたが、正直、彼のワークショップほど、創造的で、自然発生的で、楽しいのに質が高い音楽が簡単にできてしまう場は、他には見たことがありません。それくらい圧倒的に素晴らしいのです。

佐賀にやってきました。明日は、ヒューと即興音楽ワークショップやります。

5月6日昼13時から3時間程度、
愛の泉保育園内(佐賀市水ヶ江6-12-1)にて、
参加費 3000円

今からでも参加できそうですから、良かったら来て下さいね。きっと、面白いです。宮城県仙南では何度も登場している野村+ヒューのワークショップですが、九州では初です。彼はぼくに非常に似ている部分もありますが、ぼくとは全然違った持ち味もある素敵な音楽家です。あいのてさんの赤の要素と、黄色の要素と、青の要素を、全部持ち合わせている人です。

ヒューと移動中のバスの車内でも、ずっと喋っていましたが、相変わらず面白いことを色々やっているようで、話題がつきません。水に飛び込んで、鍵ハモを吹くのは、ぼくとヒューくらいのものでしょう。以下の映像の4分40秒くらいから、水の中で鍵ハモを吹くヒューが見られますよ。

また、野村誠片岡祐介著「音楽ってどうやるの」(あおぞら音楽社)の中に、ヒューへのインタビューも掲載しております。ヒューの考案した「ヤギの音楽」や「6つのコード」もこの本に載っていますよ。

ということで、次なる濃い10日間がスタートしました。