野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

台湾へ

今日から、台湾へ撮影旅行。プランをせずに、即興で起こることを撮影して、映像作品をつくる旅。早朝7時に目覚まし時計を止めたまま2度寝をしてしまい、危うく飛行機を乗り過ごす危機を、なんとか免れ、7時半に起床後、奇跡的に8時の電車に飛び乗り、関西空港へ。野村幸弘(映像)とやぶくみこ(パーカッション)による3人旅行。台北の国際空港である桃園空港に、15時過ぎに着き、換金、同行者の携帯電話の手続きなどを済ませ、バスに乗り間違えるハプニングの後、筆談でなんとか、高鐵(新幹線)桃園駅に出る。コンビニで、新幹線車内での飲料や食料を入手。八角の臭いの香ばしい関東煮、台湾風のおにぎりなど、いろいろある。南国なのに、日本よりも食品添加物の使用が少ない。日本での保存料の多いのは、法律などの規制が厳しいのだろうか?18時頃、新幹線に乗り、左営(高雄)まで。19時半頃、無事、高雄に着き、高雄在住のライター謝美萱(メイ)のお宅に車で向かう。美術2路という住所にある高層マンション。高雄は、第2次世界大戦の日本に占領されていた時期に、米軍に空爆されたため、更地になった地域には、広々とした道があり、高層マンションが立っている。それが開放感を感じさせてくれる。ちょっと名古屋のようでもある。車を運転してくれるのは、メイの友人のジュディ。メイの同居人のヴィヴィアンが料理をしてくれていた。夕飯を囲みながら、楽しい会話。台湾料理は、想像以上に、やさしい味つけだった。撮影については、計画をせずに、何かが起こることを待ち、無理をしない、というコンセプトをメイ達に説明。中国語を少し教わる。

ごちそうさまは、シェーシェーチャオタイ(謝々招待)。ありがとうは、台湾語では多謝(ドーシャー)、どういたしましては、ブコーチ(不客気)、ところが台湾語では、ベンケーキと発音するらしい。美味しいは、好吃(ハオツィー)、好渇(ハオフー)、本当は、眞的(チェンダ)、可愛いは、クーアイ(可愛)などなど。これらは、イントネーションが違うと意味が違ってくるので、発音ごとノートに記述する必要があり、それを音符で書く。単語を覚えているのに、歌を覚えているような気分になるが、かえって覚えやすい。