野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

友部正人さんと

いよいよ明日、横浜でコンサートします。今年に入って、インドネシアでは15の全く違ったコンサートをしてきましたが、今年、日本での初のコンサートです。

主催はBankARTですが、会場は新・港村。ここが、建築家が構成する色々なデザインの空間があって、なんとも気持ちの良い空間。ここでコンサートをするのは、インスピレーションが沸きそう。

そして、明日のライブは、第1部 野村誠ソロ(自作を中心に、近藤浩平作品とGardika Gigih Pradipta作品も演奏します)、第2部 友部正人ソロで、最後に、友部+野村セッションをします。その友部さんに初めてお会いしました。そして、今日は一緒に演奏するのではなく、ずっと新・港村の広々とした空間の中でお喋りをしました。こうやって、いっぱいお喋りして親しくなることは、きっと明日の演奏に影響するでしょう。

友部さんは、中学校、高校時代を名古屋で過ごされたそうです。
ニューヨークに住まれているそうで、震災の時はニューヨークだったとか。インドネシアでは、ネットが遅いので、ほとんど日本のニュースは見れませんでしたが、あちらは、Ustreamで、日本のテレビがずっと見られていたとか。

明日のコンサートがますます楽しみになってきました。

8月20日(土)

19:30〜

新港ピア(横浜市中区新港2−5)

野村誠 鍵盤コンサート「新しい日本と出会うために」

友部正人 「100パーセントの横浜、100パーセントのニューヨーク」

前売り(ワンドリンクつき) 2800円

学生/シニア 2300円

高校生 1800円

会場では、台湾からアーティスト・イン・レジデンスで滞在中の作曲家/ピアニストのYi-huei Chenさんにもお会いしました。BankARTのスタッフから、「ズーラシアの音楽」の映像や、「あいのてさん」のCDを聞かせてもらったり、ぼくのことを色々聞かされてきていたそうです。

また、自分の着ているシャツにクレヨンで絵を描いていくパフォーマンスをするアーティストもいました。

8月6日から開催の横浜トリエンナーレも、夏休みの親子がいっぱい来るようで、順調なようです。時間を見つけて見に行こうと思っています。


http://shinminatomura.com/

新・港村はあらゆる国と種類のクリエイターが働く蜃気楼のような小さな未来都市です。
村の家や図書館や劇場は、建築家やアーティストによってデザインされますが、主に廃材や粗大ゴミ等で構成されます。
新しい材料を使用した場合は、再利用します。そして外部からほとんど電気をいただきません。
太陽光発電と充電システム、また楽しみながらの人力発電でなんとかやっていきます。
夜はLEDや行灯が灯ります。新・港村は、東北と横浜の間を人や物資や知恵や力を積んで、何度も往来するためのプラットフォームです。
毎週でるバスが、東北人と新・港人をつなぎ、未来都市へと出航します。