昨夜、タマンブダヤ（文化会館）で、ジャワ舞踊家Romo Sasの追悼１５周年のイベントがあり、多くの舞踊家が彼の振付作品を踊るのを見ました。没後１５年で、こんなに大きく扱われるとは、この舞踊家の与えた影響力の大きさを思い知ります。ぼく自身、まぁ、遠い未来のことのつもりですが、没後１５年に、みんなから愛されている作曲家でいたいものです。
ただ、インドネシアという国は、ドキュメンテーションに疎い風土でして、古いものは上書きされて、どんどん現在形に変化して、原型は残っていかないのだそうです。ロモ・サスの振付の多くも、ちゃんとドキュメンテーションされていないらしい、とか、既にどんどん忘れられているらしいとか。そういうものに頓着しないのも良さでもあり、外国人が残すべきという意見もあり。でも、この偉大な舞踊家の踊りを、簡単に見られないのは、やはりもったいないですねー。
