野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

ジョグジャの芸大にて

 地震のこともあり、落ち着かない状況ですので、夫婦離ればなれになるのも不安で、4月のマレーシアでのレクチャーを延期していただきました。そこで、大慌てで、ビザの更新手続きなどのために、芸大の事務所を訪ねる。

ジョグジャの芸大では卒業式をやっていました。ギギー君のご両親とも会いました。ぼくのことも良く話しているようで、ご挨拶され、一緒に写真を撮る。日本では卒業式の中止なども続いているようですが、ジョグジャで卒業した方々も、日本で卒業しか方々も、どうもおめでとうございます。

 その後、大学院キャンパスに移動。フルートのグティ君と大学院でセッション。ピアノのあるホールが使用中だったので、鍵ハモとフルートで。色々、西洋クラシックの譜面を初見で弾く。ジョグジャで西洋音楽の譜面を弾くのは、非常に新鮮。クロンチョンのバンドの練習があるときは、誘ってくれるとのこと。フルートで、バタックの民族音楽を吹いてくれる。ジャワの音楽はガムランだが、バタックの音楽はゴンダンと言うらしい。ジョグジャの芸大では、毎週月曜の18時からと、木曜日の15時から、西洋オーケストラとゴンダンが合同で、練習をしているそうだ。一体、どんな音楽なのか、聞いてみたい。

 雨が降ってきたので、雨宿りをしていると、大学院のジョハンさんに出会い、コンサートの打ち合わせ少々できる。家まで車で送ってもらう。ジョハンさんの車の中で、ジャズがかかっている。これは何と聞くと、ジョグジャのビッグバンドと言う。ジョグジャにもビッグバンドがあるのか、と驚く。Pitoelas Big Bandがバンド名。CDを借りた。