ギギー君とのセッション4回目。
昨日はセッションの予定だったが、東日本大地震のためのイベントの打ち合わせのため、今日に日を変えてもらう。5月26日にTembi(アートセンター)で、我々二人のコンサートが決定した。会場を見に行こうと誘われたが、こちらは、日本の人々にメールを送ったり、震災のイベントの準備で、会場下見は、来週以降にしてもらう。
ギギー君は、コンサートのタイトル案を考えてきた、と言う。
「どんなタイトル」
と聞くと恥ずかしそうに、
「Mr. Darma meets his old friend」
と言う。全く、独特な感性だ。ぼくのピアノ協奏曲「だるまさん作曲中(Mr. Darma is now composing)」の影響があるのだろうが、どうしてこうなるのか、分からない。インドネシア語にすると、
「Mr. Darma bertemu teman lama」
となる。2ヶ月後のコンサート。楽しみだ。
東ジャワ(バニワンギ)の音楽を聞かせてもらう。これがなかなか面白い。
「これ面白いけど、一体、鍵ハモでどうやるの?」
と聞いてみると
「どうしていいのか、全然アイディアなくって」
おいおい。ノーアイディアなの?
あとは、「展覧会の絵」におけるプロムナードにあたるものを作りたいと、ギギー君が言う。新しい音階を作って、それでメロディーを作曲することに。交互に二人で3音ずつ選んで音階が決まる。リズムも一小節ずつ決め、ピッチも一音ずつ交互に決めて、二人の共同で2小節のメロディーを作った。変なメロディーだ。