野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

お茶とおんな

倉品淳子さんのお芝居を見に行きました。
「お茶とおんな」だったか「おんなとお茶」だったか、タイトルはどっちかだったのですが、3人の女が出てきて、それが、八百屋お七、王女メディア、阿部定の3人なんですが、3人でお茶しながら、恋の話をする、っていうお芝居です。とても面白かった。

これまで、ずっと、男とか女とかって意識しないように人に接しようと、自分に思い込ませていたような気がしました。男女差別をしないということを子どもの時に教わって以来・・・。でも、この芝居を見て、やっぱり、男の人と女の人って大雑把に分けるのもどうかと思うが、でも、男って、女って、っていうような切り口で考えないようにし過ぎていることで、いわゆる女性的な感性や思考回路が自分の中に欠如していることを無自覚になっちゃうかもしれない。逆に、「おんな」という切り口を与えられることで、自分の感覚や思考回路にないものを補うことができるのかもな、と思いました。だから、こういう芝居が見れて、よかった。

ちなみに、この芝居を、例えば、恋愛経験が皆無に近い、小学生が見たら、どんな感じがするのかな?

10日まで、この芝居やってるみたいなので、皆さん、見に行きましょう。下北沢の楽園というところで、やってます。