野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

よく喋る人、よく見る人

アナンに連れられて、バンコク郊外のノンタブリー地区のPottery Villageに。
そこでも、タイ音楽の教室があって、民族楽器を即興演奏。

たまたま見つけたバーに飾ってある写真に、アナンは、ビルというアメリカ人のミュージシャンを見つけて、この村に住んでいることを知り、人に尋ねながら、突然、訪ねていった。

ビルは、手作りの太鼓や木琴などがやまほどある崩れそうな小屋に住んでいた。普段、あんまり話し相手がいないのか、猛烈に喋る。そして、即興セッション。短い時間だけで楽しむ。

それから、バンコクに戻り、ダンサーのピチェットと会う。山下残くんと友人のようで、残くんのことをジャンと言っていた。本当はザンなのだが。せっかくなので、白井剛くんとやった「ザコ」の公演DVDの中の「フィジカル・ピアニスト」を見せると、ものすごく集中して見て、この作品は視覚と聴覚が全く違った感覚でバラバラに存在していて、それが面白い、とか、いろいろ感想を言う。今晩から日本に行くらしく、日本の若いダンサーと作品を発表したり、ソロダンスもやるらしい。面白そうだ。

そして、チュラ大に行って、伝統音楽のコンサート。アユタヤの音楽一家を招待してのスペシャル企画。これまた、今まで聞いたどの伝統音楽ともやっぱり違っていて、面白い。