野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

しょうぎ作曲の本づくり

今日も目が覚めたら夕方5時でした。完全にヨーロッパ時間なので、このままヨーロッパに行ったら時差がないのですが、5月1日に朝早くから小学校で演奏があるのです。この日はつらいことでしょう。

今日は納谷ちゃんが、しょうぎ作曲の本づくりの打ち合わせにやってきました。今日は1999年に作曲のしょうぎ作曲の初期作品「わきあいあい」の解読です。オリジナルの楽譜はビジュアルに面白いので、そのまま掲載するとして、どうやって演奏するかを詳しく解読できるように、いろいろ説明をつけていきます。そして録音のCDをつければ、このしょうぎ作曲の楽譜を再演可能になります。

そしたら、偶然、今日は坂井くんが加奈ちゃんを訪ねてきていて、「わきあいあい」作曲の3人が勢揃いしたので、楽譜を3人で解読しました。ほとんど解読できたのですが、音源を聞かないと分からないところもあり、今DATを片岡さんに貸しているので、聞けず判明しませんでした。明日、浜松の片岡家に行くので、そこでつきとめようと思います。

それと、しょうぎ交響曲第3番「開館」は、解読した楽譜があり、これを納谷ちゃんが相当気に入ってくれたので、これも載せたい気分になってきました。

これは、2003年に行った牛窓での「第4回野村誠しょうぎ作曲まつり」でシルクスクリーンで楽譜集を作ろうというプランがあったのですが、それが実現しなかったため、ずるずると4年も経ってしまいました。2003年の第1回アサヒビール芸術賞の賞金で、200万円もらったので、そのお金でP−ブロッのCDを作って、さらに、しょうぎ作曲の楽譜も作る予定でしたが作れずにここまできました。ようやく、楽譜集が作れます。