野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

十年音泉の第3音泉

そして、午後は、第3音泉の中の「タケヤブタ」の練習。わたなべさんの劇が大改造されていました。基本的には台本はそのままですが、全役者に「た」「け」「や」「ぶ」の4文字だけで話すようにしました。というのは、第3音泉に出てくる全ての歌は、「た」、「け」、「や」、「ぶ」の4文字から成る歌詞で構成されているので、台詞もそちらに合わせたのです。台詞が4文字だけになったら、言葉の呪縛がなくなって、イントネーションや表情や身振りなどで芝居がすごく立体的になってきましたし、音楽と演劇がいい関係になりました。鶴見さんも「すっげー面白い」って言ってくれました。

「たけやぶた」は声のダンスという感じです。寺内大輔くんが作ってくれた「けたやぶ」というゲームピースもかなりいい感じでした。

第1音泉〜第4音泉を(タヌキとキツネを除いて)初めて通しました。倉品さんやメンバーがすっごい頑張ってくれたので、ここまで辿り着けました。すごい順調ですが、2月に矢内原さんが来た時に、また、思いもかけない展開があったり、奇跡的な展開があって、また、とんでもない方向に行けるといいな!