野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

アコーディオン大作戦いよいよ明日です

今日もティアラこうとうでリハーサル。連日、鶴見幸代さん、御喜美江さんと一緒に時間を過ごせるのは、本当に幸せなことです。

打ち合わせの結果、明日のコンサートは3部構成になりました。

第1部3人の自己紹介としてのミニコンサート(30分・19:00−19:30)

グリーグ「叙情小曲集」より、野村誠「たんぽぽ組曲」より、を御喜美江さんアコーディオン独奏。
鶴見幸代「ピンクの人」を、野村誠+鶴見幸代の鍵ハモデュオ

第2部コメントと音楽(45分・19:45−20:30)

ブログ音楽20曲がどうやって生成されたか、曲の部分を抜粋で演奏しながら、進めます。

第3部画像と音楽(30分・20:45−21:15)

野村誠+鶴見幸代「ブログ音楽」
鶴見幸代+野村誠「ブログ音楽」
全20曲世界初演


実際に画像をプロジェクションしながら第3部を通してみました。画像が曲の説明になってしまうとつまらないですが、画像と音楽に若干ギャップや距離があったり、または関連性が薄い時に、意外な面白さがあったりします。「ポカポカ」の画像が面白かった。

2部のトークも全部通してやってみました。鶴見さんに解説してもらって、そういう風に作ったんだと初めて気づいたり、色々面白い発見もあり楽しいのですが、全20曲ですから、1曲3分解説すると1時間かかってしまいます。でも、アコーディオンの実演つきのトークは、本当に贅沢です。

ピンクの人もリハーサルしました。

アンコールは、鶴見さんのサンバを3人で演奏する予定です!

アコーディオン大作戦は、いよいよ明日です。当日券もありますので、皆さん足をお運びください。

御喜美江さんプロフィール
東京生まれ。4歳からアコーディオンに親しむ。16歳でドイツ・トロシンゲン市立音楽院へ留学。1973・1974年「クリンゲンタール国際アコーディオンコンクール」青年の部で連続優勝。同年「アヌシー国際アコーディオンコンテスト」二重奏の部で第1位。ハノーバー国立音大ピアノ科でベルンハルト・エーベルトに師事。ドイツを中心に活発な演奏活動を展開。1990年には1989年度ドイツ・ウェストファーレン州政府芸術奨励賞(音楽部門)をアコーディオン奏者として初めて受賞。国内では、1977年に岩城宏之指揮・札幌交響楽団で日本デビュー。1987年にサントリーホール、および1988年にカザルスホールのオープニングシリーズでリサイタル。以来、毎年春にリサイタル「御喜美江アコーディオン・ワークス」を続けており、バロック作品から彼女のために書かれた新作(その数は約55曲にのぼる)に至るまでの意欲的なプログラムが注目を集め、クラシック・アコーディオンの第一人者として幅広い支持を得ている。国内盤CDでは「御喜美江アコーディオン・シーン」(フォンテック)、1997年に音楽の友社主宰レコード・アカデミー賞特別部門(日本人演奏)を受賞した「御喜美江アコーディオン・バッハ」(アイオロス)、「フランス・バロック集」「ドメニコ・スカルラッティ ソナタ集」「ソノリティズ〜日本のアコーディオン作品」、ヴィオラ今井信子とのデュオ「時の深みへ」「涙のパヴァーヌ〜アンティクティズ」(以上キング・インターナショナル)、アコーディオンのS.フッソングとのデュオ「T"W"OGETHER」(DENON)、ハーモニカの崎元譲とのデュオ「ポエム・ハーモニカ」(カメラータ)など、多数リリース。また、サイト「水牛」にてエッセイを執筆中。自然体で綴られるブログも好評。現在、ドイツ・エッセンのフォルクヴァンク音楽大学アコーディオン科教授。

鶴見幸代さんプロフィール

作曲家。1999年東京芸術大学作曲家卒業。2000年オランダのガウデアムス国際現代音楽週間にて佳作受賞。02年武生国際作曲ワークショップの招待作曲家。03年には室内楽<醸鹿>(横浜市芸術文化財団委嘱)を、04年には混声合唱曲<縞縞>(東京混声合唱団委嘱)を発表するなど、国内外で新鮮なその音楽性が高く評価されている。活動は作曲だけにとどまらずプロデュース企画にも及び、バス旅行と癒しのライブイベント『はどバス』(2001)、願いごとが唄になるカフェ『ササノハ』(2002)、今風の伝統音楽を追求する『トーキョー的小唄』(2002)、ノルウェーのアンサンブル「POING」初来日公演(2003)、再生行事『ヒダマリ講』(2004)、「ブラス・エクストリーム・トウキョウ」(金管五重奏団)の日本初公演(2004)などをプロデュース。作曲家グループ「クロノイ・プロトイ」では、映画監督伊刀嘉紘とのコラボレーション作品『SEXTET』を企画。2006年度の作曲活動は、イタリア公演のための四谷怪談音楽制作、アーティスト・イン・レジデンス(横浜)、御喜美江・野村誠とのコラボレーション企画などを予定。作曲家グループ「クロノイ・プロトイ」、方法芸術を実践する「方法マシン」メンバー。http://tsulu.net

ここまでの作曲プロセスは
http://www.voiceblog.jp/accordion/

御喜美江さんのブログは
http://mie-miki.asablo.jp/blog/
会場は
http://www.kcf.or.jp/tiara/