野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

即興力アップ


今日も平盛小学校。加奈ちゃん、ヒュー、ゆいちゃん(京都女子大2回生)、まさよ(京都女子大2回生)の5人で行く。

今日は、ワークショップの前に、体育館で行われている通崎睦美マリンバコンサートを聴く。ピアノの伴奏の人と二人。現代音楽とか、自分のレパートリーをいっぱい弾くのかと思ったら、結構有名な曲や「トトロ」の曲などを弾いていて、ちょっともったいない感じ。高橋悠治とか弾けば、子どもたちは新鮮だと思うのに、ちょっと残念。

途中、通崎さんと子どもがセッションするコーナーで、ぼくらのワークショップにも参加しているカズマ、ユージが前に出て即興セッションに参加、かなり活躍。糸井さんも、
「あいつら、ワークショップに参加して、何の力か分からないけど、力がついてますね。」

6年2組が体育館で椅子の後片付けをしているので、手伝っていたら、思わず変な風にカラダを捻ってしまって、腰がグキっと痛む。あ、こういうので、腰痛になるんだ、とショック。やっぱり普段からストレッチしなくっちゃ。

それからワークショップ。「みかん先生」も昨日よりもノリがよくなってくる。通崎さんにも、「みかん星」、「みかん先生」、「なんでもいいです」、「やぎの音楽」の4曲を聞かせる(「やぎ」には参加してもらった)。3日目にして、メンバーも即興能力があがってきて、みんな自然に合わせることが上達してきている。今週限りで終わってしまうのが、もったいない感じ。

最後には、アヤカちゃんが自発的に木琴で「なんでもいいです」のぼくの担当のメロディーを聞き覚えて弾き始め、カズマもそれを足踏みオルガンで弾いたり、しかも音楽はかなりグルーヴして、これはいいぞ、って感じ。子どもたちは、どんどん探求していくのだ。演奏途中、シンバルを凄い勢いで回転させながら、そこに鈴が微かに触れるようにして音を出すなど、色んな奏法を自然に発明しているし、女の子たちがノリノリで楽器を振りながら踊りまくったり。昨年ヒューが来て、日本の女の子はどうしてこんなに大人しいの恥ずかしがるの?って言ってた学年なんだけど、そんなこと全くない。ノリノリ。

しかし、今日はこの後、京都女子大音楽ゼミの人たちとのボウリング大会に参加するため、5時ジャスト、大慌てで、その場を後にした。

そして、ボウリング大会。やっぱり、腰をグキっとやったので、軽い痛みがあって、どうも思いっきり投げられないので、爽快感がない。そこで、途中から方針変更、気にせず思いっきり速い球を投げていたら、だんだん快感になってきた。その後、みんなでプリクラ撮って、飲み会。みんなの恋の話を聞いて盛り上がる。なんだか、最近、こればっか。かなり楽しい。