野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

平盛小学校1日目

ヒュー、加奈ちゃん、そして、ナナちゃん(京都女子大2回生)と平盛小学校へ。行く途中、城陽市がやってる老人用の割り当て畑を見つけ、そこを散歩。太い大根やら、巨大な白菜やらを眺めてから、平盛小学校へ。

で、ボディPとか言ってた打ち合わせは、ほとんど関係なく、放課後に集まった10名強の子どもたちと、箏やシロフォンを引っ張り出して演奏。太鼓にはまった子どもたちのビートが、すごくノリがいいので、そこを核にして自然に曲ができた。「なんでもいいですシンフォニー」とヒューが名づけた。

帰ってからは、吉野さつきちゃんと電話。いろいろ、現在と未来を含めた話。刑務所のプロジェクトの件での話で、加奈ちゃんとさつきちゃん。また、ヒューがイギリスの刑務所でのアートプロジェクトの事務局をやっている友人にメールしてくれて、さっそく返事が来る。

イギリスでは、刑務所では必ず教育プログラムのための予算があり、刑務所ごとに特色を出していて、演劇や音楽などを取り入れている刑務所も多いのだそうだ。

犯罪の再犯率がどんどん高まっている日本で、必要なんじゃないか、さつきちゃんは強く思っているようで、日本でそういう実践が始まるのも、そう遠くはない予感。

マリンバとピアノの新曲「くつがえさー音頭」の譜面が届いたと、片岡祐介さん(マリンバ)から電話、岡崎香奈さん(ピアノ)からメール。二人とも、かなり曲を気に入ってくれたみたいで、練習にも励んでくれそうで、大変楽しみ。初演は2月4日。ぼくはえずこホール(宮城県大河原町)にいるので、聞きに行けずに残念。

教育音楽の連載原稿(最終回)を書き終えて、寝た。