野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

New York Passion Street

京都女子大学に行って、みどりちゃんと卒論の相談。みどりちゃんは、野村誠の保育園での実践のビデオを見て、特徴をいっぱい書き出していた。その特徴を、分類別に分けて、名前を付けていく。そうやっていくと、みどりちゃんが見ている野村誠の特徴が浮き彫りになってくる。

つまり、野村誠がやってることは、簡単に言えば、「子どもの声/表現を拾い上げて、展開/発展させている」、それを推進しやすくするために、色々な工夫があって、それが大雑把には分かってきたのだが、もっと細かく分かった方がいいから、その辺を今度インタビューしてみたら、とアドバイスしたけど、そのインタビューされる相手は、ぼく。ちょっと二重人格になってる。

松田昌さん、マネージャーの前川さん、以前(P−ブロッのCDのレコーディングをしてくれた)徳竹さんが、やってくる。明日のコンサートの準備。昌さんのエレクトーン演奏を聴くのは今日が初めて。彼のエレクトーン演奏がいいのは、ちゃんとエレクトーンに歌わせることができるところだ。ピアノとエレクトーンの場所決めは、ずっと即興をして楽しくやり続けられたので、ステージ上のモニターはOK。客席はどうかは、客席にいる方々に聞いてみて、OK、ということで、準備完了。
「こんなに楽しく、いつまででも演奏していられるね。野村さんは、いつもこういうことしてるんでしょ?いいなぁ。」
と、昌さん。

それから、いくつかの候補曲を軽くリハーサル。そしたら、偶然、京都女子大学をはるばる山口から見学に来た母娘がホールを覗きに来て、そして、なんとそのお母さんはエレクトーンの先生で、しかも昌さんの大ファンだった。そして、そのお母さんは感激して涙をボロボロ流し始めた。びっくり。それで、昌さんが、「New YorkPassion Street」という自作の曲を弾いた。一人ロックバンドみたいな曲で、躍動的。お母さんは本当に感激していた。

その後、昌さんと「しょうぎ作曲」をして、「誕生」という曲を作った。明日のコンサートは、面白いことになるだろう。