野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

「季刊ケンハモ」ついに創刊!!!

起きて郵便受けを見ると、「季刊ケンハモ」の第1号が届いている。さっそく、中を見る。特集が、メーカー別(ヤマハ、スズキ、ゼンオン、ホーナーの4社)の楽器の特徴を比較していて、使いやすいところ、使いにくいところが率直に書いてあって、面白い。(ヤマハは鍵盤のカタカタいう音がでかい、スズキのプロ用は循環呼吸に最適、など)

また、連載コラムも、多彩な執筆陣。(作曲家の)坂元一孝さんは、鍵ハモの歴史を書いている。1996年には、P−ブロッ結成以外に、Uoo Moo、BossanovaPipianicanなどが結成され、鍵ハモ史上、大きな年だったろう、と書いてある。(エレクトーン奏者として著名らしい)松田昌さんは、「鍵ハモ吹奏の心得」を連載。いきなり、自転車に乗りながら鍵ハモを練習している、というエピソードから始まる。Junさんは、大阪のFM COCOLOで始まった鍵ハモのための番組「WEEKEND PIANO」(76.5MHz、毎週土曜日12:00〜)の話、野村誠「ぼくと鍵ハモ」、そして、中尾俊一さんの鍵ハモのメンテナンスやリードの調整方法に関する連載では、各プレイヤーが自分に吹きやすい楽器を育て上げるところを目標にしている。

大変、興味深く、マニアックで、2号(2月発売予定)が出るのが楽しみ。

さて、今日は一乗寺保育園で、服部敬子さんと幼児の音楽研究の日。今日も、きっと「トラが出た」をやり続け、へとへとになるだろう。4時に保育園に行き、まずは1歳児クラスに行く。スーちゃん(須崎朝子さん、広島大学の大学院生で、京都女子大学講師でもある=ぼくが呼んだのに、ぼくは辞めちゃったけど、彼女はやってくれてる)によると、1歳児はレゲエと合うとのこと。それを確かめるのが、今日の実践。

実際、色々やっているうちに、レゲエというか、レゲエ風のリズムが一番ノリが合った。子どもたちがタイコを叩くカラダの動作のスピードとマッチしたのだろう。服部さんが、
「4、5歳児と音楽した時は、笑顔が多いけど、1歳児さんは、本当に真剣な顔してて面白かったわ〜。」

その後、ホールに移動して、「トラが出た」タイム。今日は行くと、子どもたちは最初から「トラが出た」をやるものと決めつけていた。そして、走りまくって、汗をかいて、ぼくは最後にはTシャツ一枚になった。この12月に暖房の入っていない空間で、Tシャツ一枚になるとは思わなかった。

で、結局、1時間近く「トラが出た」をやって終了。帰ったら、あまりに疲れて、2時間近く寝た。

それから、民衆社の沢田さんから電話があり、本の進行状況など、いろいろ確認。12月6日の出発までに、一応、全原稿をあげていくことにした。それで、それからはパソコンに向かって、せっせ、せっせと原稿を書いて、でも、保育園で暴れまくって疲れた身体を癒すために、温泉に行って、寝た。