野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

4月になりました

毎日、小学生と出会っていた春休みは終わり、新年度の幕開けです。

国際交流基金から内定のお知らせが来て、

2009年6〜7月にかけて、イギリスで「キーボード・コレオグラフィー」や「ホエールトーン・オペラ」を上演したりワークショップをするお金を援助してもらえることになりました。

また、野村幸弘さんが申請していた2009年9月下旬に、オーストリアでのi-picnicも助成してもらえることになったようです。

2009年度の予定は、

5月:あいのてさんCD発売ライブ(国内のいろんなところ)、図形楽譜のグループ展(ニューヨーク)
6月〜7月:イギリスのあちらこちらで、キーボード・コレオグラフィー、ホエールトーン・オペラ、鍵ハモトリオなど
9月:オーストリアでi-picnic
夏〜秋:福岡アジアトリエンナーレ出品

など、いろいろ楽しいことが待ってます。

今日は家にこもって、ピアノでバッハを弾き、〆切を大幅に遅れていた「教育音楽」に書いている連載の原稿を書き、いつの間にかエイプリルフールの嘘も言えないまま、一日が終わってしまいました。

あいのてさんCD

あいのてさんの1stCD「あいのてさんLive in 富山」5月9日いよいよON SALE !!あいのてさんサイトで通信販売、先行予約受付開始!

お待たせしました!あいのてさんの1stCD「あいのてさんLive in 富山」がいよいよ発売されます。2008年4月、富山県の小さなお寺であいのてさんの3人によって繰り広げられた、数々の音楽のミラクルの結晶!必聴です!流通は、一部の店舗を除いて、基本的にライブ会場での販売と、サイト上での通信販売のみとなっております。

★メールによる注文方法
ainotesan@gmail.com
までご注文ください。折り返しメールにて、お手続き方法をお知らせいたします。

晶文社エッセイの12回目、アップされました。読んでみてください。

http://www.shobunsha.co.jp/column/nom1201.html

アジアな一日

スンダのクンダンに、バリのガムラン、さらに、ヴァイオリン、徳久ウイリアムのヴォイスという編成のTAIKUHJIKANGとジャワ舞踊のリアントさんによるライブに行ってきました。

ぼく自身は中部ジャワ(ジョグジャなど)スタイルのガムランのために、「踊れ!ベートーヴェン」、「せみ」、「ペペロペロ」、「桃太郎」などの音楽を作ってきました。そういう中で、ジャワ舞踊とも触れ合う機会は色々あるのですが、そうした舞踊は、ずっと中部ジャワの音楽と一緒に見てきた。

今日の音楽は、西ジャワのガムランで使われるクンダン・スンダ、そして、地理的には中部ジャワから見ると東に位置するバリのガムランとがミックスされていて、それは、日本で言えば、青森のねぶた祭りと、徳島の阿波踊りが新たな形で出会ったみたいな出会いです。今日は、そういう音楽と舞踊がどうやって出会うかを、いい感じで見れました。

舞踊の方でも、きっと、ジャワ舞踊の人と、バリ舞踊の人と、日本舞踊の人と、コンテンポラリーダンスの人が交じったようなグループも、きっとどこかで出てきているのかもしれないな、、、、とリアントさんの舞踊の素晴らしさに感銘されながら、そうしたものを見る日のことを空想した。