野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

JACSHA/手話通訳+要約筆記/筌口和実さん

昨日の朝日新聞夕刊に、山本亜美さんのCD評が出た。布施砂丘彦さんによる。

 

故戸島美喜夫のギターやピアノの作品と、野村誠が戸島へ向けた新作。人間が紡いで生む人間の音楽だ。抽象的な神性や伝統ではない。明確な二人称のための音楽は、力強く繊細で美しい。

 

www.asahi.com

 

大分へ。熊本県大分県は隣の県だけど、九州横断は阿蘇を越えなければいけないので大旅行。九州横断特急で3時間ほぼ山の景色だった。

 

iichikoホールの八坂千景さん、JACSHA(日本相撲聞芸術作曲家協議会)の樅山智子さん、鶴見幸代さんと合流。22日のコンサートで、手話通訳、要約筆記を担当される徳永さん、古田さん、森崎さん、木崎さんを交えて打ち合わせ。メロディーという概念を聴覚障害の人にどう伝えるかとか、トントンストンの「ス」で休むというのを、聴覚障害の人にどう伝えるかなど、工夫の必要なポイントがクリアになり、色々考えることができた。

emo.or.jp

 

夜は、ヴァイオリニストの筌口和実さんとリハーサル。鶴見幸代作曲のヴァイオリンとピアノの《毛弓取り甚句》を初合わせ。筌口さんの歌心たっぷりのヴァイオリンは、鶴見作品にぴったりだ。リハーサルを重ねて本番まで練り上げていきたい。JACSHA作曲の《3声の相撲甚句インヴェンション》も色々四股錯誤の末、ヴァイオリン、鍵盤ハーモニカ、サックス、打楽器の4重奏に落ち着いた。面白い。野村作曲の《相撲聞序曲》を鶴見さんと連弾する。今までずっと低音パートを弾いてきたが初めて高音を弾いてみた。これまで、中川賢一さん、角野隼斗さん、長津結一郎さん、古賀美代子さん、片岡祐介さん、吉田絵奈さん、鶴見幸代さん、、、、、など数々のピアニストに弾いてもらったけど、自分で弾いてみるのは新鮮だった。