野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

Hi Hill 邂逅山川人

3ヶ月の香港滞在も1ヶ月が過ぎ、2ヶ月目に突入。朝、ベリーニの事務所への忘れ物を持って、i-dArtの灣仔ギャラリーに届けて後、Tsuen Wan(荃灣)駅へ向かう。i-dArtのメキシカ、グレース、ジョウイという女子3人と待ち合わせ。地下鉄の終点まで来てしまったが、ここが目的地ではなかった。ミニバスに乗り換え、町を離れてどんどん山を登る。着いた先は、川龍という村だった。高層ビル立ち並ぶ香港で、少し行くと、このように大自然の中の村落がある。そして、この村にはアーティストが移住して、アートプロジェクトをやっている。「Hi Hill 邂逅山川人」 という名前のイベント。村の各所にアーティストの作品の展示があり、本日は、ワークショップも色々行われている。連れて来られた理由が分かった。

村の食堂で飲茶を食べて後、展示を見たりして、庭を散策。村人にインタビューしているインスタレーションが、巨大なモニターを7台も使ったり、もと小学校だった建物の中に、水をはった巨大な浴槽のようなものを作っていたり、展示のテイストは現代美術の感じも多いが、イラストレーター/漫画家の人が、村人に取材して作ったイラストマップとか、違ったテイストのものもある。地元での無農薬野菜の販売もしていた。

ダンスのワークショップを、野外でやっているので、参加した。ここに移住し農業をしているダンサーの人のお米から作った玄米茶を振る舞われる。白州アートキャンプとか、そういう空気を思い出すが、そういう環境が都心から日帰りの距離にあるところが、香港らしさ。以下の2分の動画を参照ください。


母の日なので、日本の実家に電話を入れる。元気で何より。今日は、JACSHA(日本相撲聞芸術作曲家協議会)の結成10周年記念日。10年前のブログを見て、写真を見て、朝青龍の土俵入りを懐かしく思いだす。

http://d.hatena.ne.jp/makotonomura/20080513